2011年3月8日火曜日
ウイグル料理ローラン@池袋
AL-Flahに行った日に夕食を取ったのが、マルハバ真横にあるウイグルレストラン「ローラン」。
2010年5月にオープンしてから、それまで池袋へ来た時の食事=マルハバだったのが、交互に行くようになりました。メニューも少しずつ増えていっている模様。
何故か埼京線沿線にウイグルレストランが集中していますね。
ローラン@池袋、シルクロードハウス@十条(※2010年11月に閉店してしまったとのこと。立地が悪かったかな……?)、シルクロードタリム@南与野、とあり、新宿のタリムウイグルレストランと並んでローランは最高の立地を誇ります。
ではマルハバの入り口のすぐ左から通路を進んでみると……
ウイグルやウズベキスタンで御馴染みの踊り子が描かれた絵が。
このドアを開けて中に入ります。
中は4人掛けテーブルが6個くらい並んでいるだけなので、運が悪いと満席で入れません。
この日も来店するお客さんが絶えなかったのですが、満席で入れない様子でした。
行くと決めているなら予約した方が確実でしょう。
1人で来ると数を頼めないのが難点。
オーソドックスにこの2品で行きます。
□Kawap
中国延辺料理の「羊肉串」(Yang-Rou-Chuan)の味付けの元となったとされているのが新彊のカワプ。
お店により、味も少し違うのでしょうが、基本はクミン、チリをベースとしたシンプルな味。それと羊肉串に比べると肉が大きめにカットされていますね。
3本あるうち1本は、羊のレバーです。臭みがなく、食感も味も豚のレバーに近いです。
カワプと来たら、新彊のナンを食べたいところですが、残念ながらトヌル(タンドール)が無いそうなのでここでは食べられません。新彊のナンを日本で食べるには、南与野のシルクロードムラトまで行かなければならないようです。
という訳でメインディっシュです。
ウズベキスタンや新彊といったら、やはりこれ。
□ロイヤルラグメン
開店当初は、ラグメンの種類は一つしかありませんでしたが、今は家庭スタイル、炒め麺、スープ麺など、実に種類豊富です。辛さは現地より控え目とのことなので、お好みでテーブルの上に用意されているチリペーストや黒酢を加えて調整します。それぞれ小匙1を加えた味が好きです。
他にも「ポロ」があります。米の品種が異なる点を除けば、アフガニスタンの「カブリパラオ」にとても近い料理です。
一度は現地であの巨大鍋で調理されたポロを食べてみたいものです。
実は私の妻は中国人なので、里帰りした時にでもウイグルへ足を伸ばそうか、というような事を話しておりますが、果たして実現するか……?
イランやアフガニスタン同様、イメージに反してウイグル料理はスパイスをそれほど使っていないみたいです。スパイスが苦手な人からすると、中央アジア~西アジアの料理はインド料理と同じイメージで捉えられがちなのですが、一度試してみると以外とイケるんじゃないかな?
寧ろ、スパイスというか、薬味の癖の強さという点では、中華料理の方が強烈な気がします。
今度は南与野まで足を伸ばしてみたいのですが、微妙に遠い…… :(
その前に、アルカラムかカラチへ行こうと思います。
それにしても最近「ランディワ@茨城、石下」のSPディナーにいけなくて残念です。
2回ほど行ったのですが、SPディナーの御題は毎回変わる為、スリランカ料理の回に当たったことがないのです(笑)
ちなみに私が訪問した時の御題は、「中華」、「BBQ」(南米料理みたい)でした。
2chの茨城カレースレを読むと、Pray room付きレストラン(というよりも、近隣ムスリム向け食堂)が存在するらしい等、茨城はカレー好きにはたまらない場所だったりします。
2010年5月にオープンしてから、それまで池袋へ来た時の食事=マルハバだったのが、交互に行くようになりました。メニューも少しずつ増えていっている模様。
何故か埼京線沿線にウイグルレストランが集中していますね。
ローラン@池袋、シルクロードハウス@十条(※2010年11月に閉店してしまったとのこと。立地が悪かったかな……?)、シルクロードタリム@南与野、とあり、新宿のタリムウイグルレストランと並んでローランは最高の立地を誇ります。
ではマルハバの入り口のすぐ左から通路を進んでみると……
ウイグルやウズベキスタンで御馴染みの踊り子が描かれた絵が。
このドアを開けて中に入ります。
中は4人掛けテーブルが6個くらい並んでいるだけなので、運が悪いと満席で入れません。
この日も来店するお客さんが絶えなかったのですが、満席で入れない様子でした。
行くと決めているなら予約した方が確実でしょう。
1人で来ると数を頼めないのが難点。
オーソドックスにこの2品で行きます。
□Kawap
中国延辺料理の「羊肉串」(Yang-Rou-Chuan)の味付けの元となったとされているのが新彊のカワプ。
お店により、味も少し違うのでしょうが、基本はクミン、チリをベースとしたシンプルな味。それと羊肉串に比べると肉が大きめにカットされていますね。
3本あるうち1本は、羊のレバーです。臭みがなく、食感も味も豚のレバーに近いです。
カワプと来たら、新彊のナンを食べたいところですが、残念ながらトヌル(タンドール)が無いそうなのでここでは食べられません。新彊のナンを日本で食べるには、南与野のシルクロードムラトまで行かなければならないようです。
という訳でメインディっシュです。
ウズベキスタンや新彊といったら、やはりこれ。
□ロイヤルラグメン
開店当初は、ラグメンの種類は一つしかありませんでしたが、今は家庭スタイル、炒め麺、スープ麺など、実に種類豊富です。辛さは現地より控え目とのことなので、お好みでテーブルの上に用意されているチリペーストや黒酢を加えて調整します。それぞれ小匙1を加えた味が好きです。
他にも「ポロ」があります。米の品種が異なる点を除けば、アフガニスタンの「カブリパラオ」にとても近い料理です。
一度は現地であの巨大鍋で調理されたポロを食べてみたいものです。
実は私の妻は中国人なので、里帰りした時にでもウイグルへ足を伸ばそうか、というような事を話しておりますが、果たして実現するか……?
イランやアフガニスタン同様、イメージに反してウイグル料理はスパイスをそれほど使っていないみたいです。スパイスが苦手な人からすると、中央アジア~西アジアの料理はインド料理と同じイメージで捉えられがちなのですが、一度試してみると以外とイケるんじゃないかな?
寧ろ、スパイスというか、薬味の癖の強さという点では、中華料理の方が強烈な気がします。
今度は南与野まで足を伸ばしてみたいのですが、微妙に遠い…… :(
その前に、アルカラムかカラチへ行こうと思います。
それにしても最近「ランディワ@茨城、石下」のSPディナーにいけなくて残念です。
2回ほど行ったのですが、SPディナーの御題は毎回変わる為、スリランカ料理の回に当たったことがないのです(笑)
ちなみに私が訪問した時の御題は、「中華」、「BBQ」(南米料理みたい)でした。
2chの茨城カレースレを読むと、Pray room付きレストラン(というよりも、近隣ムスリム向け食堂)が存在するらしい等、茨城はカレー好きにはたまらない場所だったりします。
2011年3月5日土曜日
パキスタン菓子
マルハバ(池袋)の経営元のAL-FLAH Suparmarketへ行ってきました。
冷凍庫に余裕がないので、ナン1袋だけ求めて行ったつもりが美味しそうな菓子を発見し、ナンの替わりに買ってきました。
■BULFI
名前だけでなく、味もクルフィに似ています。冷凍庫で保存し、食べる1時間前に取り出しておきます。しっかり固まっており、べたついたりはしません。
練乳をそのまま固めたような濃厚さで、かなりの高kcalと思われる。
■LADDOO
材料によって色々なLaddooがあるそうです。
材料がGram flourなので、これはBesan Ke Laddooと呼ぶみたいですね。
味はシロップに漬け込まないGulab Jamunという感じで、どちらかといえばドーナツに近い食感。
いずれも強烈に甘く、コーヒータイムのお供に悪くないと思います。
AL-FLAHは、たまにこういうマニアックな菓子を販売してくれるので見逃せません。
(輸入元は柏のA.A.G.Enterprises)
私が頻繁にハラールショップへ行きますが、決まって訪れるのが次の3店舗。
(1)Darvish Shop(イラン系)
秋葉原駅からそう遠くない。
乾燥ハーブやトルシー、スパイスなど、イラン系ならではの品揃え。
肉類も安いのですが、一番の目玉はイラン産フレッシュデーツ。500~600g入りで、仕入れたてなら400円。
ラマダン終わって売れ残り気味になると、なんと200円に値下げしてくれたり。
他にも夏になるとISTAKというノンアルコールビールが、先月はイラン産ザクロが100円で売ってました。
(2)Green Nasco(パキスタン系)
新大久保駅すぐ近く。店員さんが気だるそうなのが印象的(笑)
バスマティライスが1kg400円だったり、国産ハラール丸鶏が400円だったり、勿論、各種スパイスや豆など、パキスタン料理に必要な物は一通り揃っています。羊の脳味噌と、羊キーマは何故か切らしてることが多い。
そして個人的にこのお店の目玉商品は、伊勢崎マディーナ特製のナン。普通のインド料理店ではまず見かけないタイプで、食感も驚く程にふんわり。しかしながら生地がギッシリ密度があって、食べ応え十分。
甘みと塩味のバランスが絶妙で、冷凍庫さえ広ければ何パックでも買い溜めしてしまいそう。
(3)AL-FLAH Supermarket(パキスタン系)
ここは商社も兼ねていて、どんどん新商品がパキスタンから入ってきます。
ショップメイドの冷凍シークカバブやシャミカバブ、冷凍ナンなど、マルハバの運営元ならではの商品が並びます。
ナンは、出来れば電話予約して冷凍する前の状態のを買うのをオススメします。
英語しか通じませんが、「~日の~時頃に行く」という事と、「Fresh Naanを~パック欲しい」という事さえ伝えればOKです。
冷凍庫に余裕がないので、ナン1袋だけ求めて行ったつもりが美味しそうな菓子を発見し、ナンの替わりに買ってきました。
■BULFI
名前だけでなく、味もクルフィに似ています。冷凍庫で保存し、食べる1時間前に取り出しておきます。しっかり固まっており、べたついたりはしません。
練乳をそのまま固めたような濃厚さで、かなりの高kcalと思われる。
■LADDOO
材料によって色々なLaddooがあるそうです。
材料がGram flourなので、これはBesan Ke Laddooと呼ぶみたいですね。
味はシロップに漬け込まないGulab Jamunという感じで、どちらかといえばドーナツに近い食感。
いずれも強烈に甘く、コーヒータイムのお供に悪くないと思います。
AL-FLAHは、たまにこういうマニアックな菓子を販売してくれるので見逃せません。
(輸入元は柏のA.A.G.Enterprises)
私が頻繁にハラールショップへ行きますが、決まって訪れるのが次の3店舗。
(1)Darvish Shop(イラン系)
秋葉原駅からそう遠くない。
乾燥ハーブやトルシー、スパイスなど、イラン系ならではの品揃え。
肉類も安いのですが、一番の目玉はイラン産フレッシュデーツ。500~600g入りで、仕入れたてなら400円。
ラマダン終わって売れ残り気味になると、なんと200円に値下げしてくれたり。
他にも夏になるとISTAKというノンアルコールビールが、先月はイラン産ザクロが100円で売ってました。
(2)Green Nasco(パキスタン系)
新大久保駅すぐ近く。店員さんが気だるそうなのが印象的(笑)
バスマティライスが1kg400円だったり、国産ハラール丸鶏が400円だったり、勿論、各種スパイスや豆など、パキスタン料理に必要な物は一通り揃っています。羊の脳味噌と、羊キーマは何故か切らしてることが多い。
そして個人的にこのお店の目玉商品は、伊勢崎マディーナ特製のナン。普通のインド料理店ではまず見かけないタイプで、食感も驚く程にふんわり。しかしながら生地がギッシリ密度があって、食べ応え十分。
甘みと塩味のバランスが絶妙で、冷凍庫さえ広ければ何パックでも買い溜めしてしまいそう。
(3)AL-FLAH Supermarket(パキスタン系)
ここは商社も兼ねていて、どんどん新商品がパキスタンから入ってきます。
ショップメイドの冷凍シークカバブやシャミカバブ、冷凍ナンなど、マルハバの運営元ならではの商品が並びます。
ナンは、出来れば電話予約して冷凍する前の状態のを買うのをオススメします。
英語しか通じませんが、「~日の~時頃に行く」という事と、「Fresh Naanを~パック欲しい」という事さえ伝えればOKです。
2011年1月30日日曜日
久々の更新です
静岡から東京に引越してからblogの更新が滞っておりましたが、最近パスワードを思い出したので更新を再開します。
去年2月には、神戸を訪れる機会がありまして、そちらでは有名な2店に行ってきました。
まずは神戸モスク前の「ナーンイン」。金曜限定で、モスク帰りのムスリムを主なターゲットとしたスペシャルブッフェが用意されており、これを頂いてきました。確か1000円少々で、マトン・チキンの他カレー数種とビリヤニ、丸いナン(運悪くその日は無かったのですが、ロティと頼めばタンドーリ・ロティを焼いてもらえます)、デザートにはシール・クルマが用意されていました。あとパコラは揚げ立てを持ってきてくれます。
「ブッフェ=スパイスをケチっていたり、香りが飛んでいたりで質が悪い」という固定観念を打ち破るクオリティで、いやあ素晴らしかった……。
1テーブルに一本、1.5Lサイズのコーラがサービスで置かれます。
「持ち帰ってもいいよ」
と言われましたが、手荷物になるので遠慮しました(笑)
翌日は、これまたモスク近くの「クスム本場家庭料理」。
これは家族経営のお店で、お店というか、オーナーの住居そのものに上がりこんで食べる感じで、しかも日本語が通じないのでなかなか敷居が高いです(笑)
メニューは無く、出てくる料理は全てベジタリアン向け。
席に座るとプレートにバスマティライス、チャパティ、豆カレー、野菜カレーが用意されて出てきます。また、サモサが2-3pcほどサービスでついてきます。
ここもお値段は1000円前後だった筈。普段ベジタリアン向けメニューはあまり注文しないので比較は難しいのと、記憶が曖昧なので具体的なコメントが出来ないのですが、美味しかったという記憶だけはあります。
神戸へ行ったら、この二店には再訪したいですね。
それから去年9月頭に、伊勢崎のマディーナにも行きました。
確か木曜の夜で、多くのムスリムにとっては週末にあたるため、大混雑していました。
駐車場が明らかにキャパオーバーしており、他の車の後ろに2台くっつけて停めているので、最悪移動をお願いされます(この日はされないで済みましたが……)。
料理は日替わり。ウルドゥ語メニューにはカラヒの文字が見えましたが、予約制らしいのと、ハリームは無いというので、おとなしく日本語メニューから注文することに。
確かマトンカレー、円形ナン、チキンローストあたりを注文した筈。他にはチキンビリヤニがありました。
カレーの味は際立った特徴はありませんが、ここのナンは絶品。
このフカフカした変わった食感のナンは、多分他では置いていないと思います。
一部のハラールショップには卸しており、私はよく新大久保のハラールショップでまとめ買いして冷凍庫に保存しています。
チキンローストは、ちょっと硬かったかな?
インド料理店の赤色のタンドゥーリチキンとはまた違った味で、スパイスは控えめだった筈。
チキンに関しては普通のインド料理店の味の方が好みですが、これはこれで美味しかったです。
さて、関東のディープなパキスタン料理店といえば、伊勢崎のマディーナ以外にも二つ、埼玉の八潮市に「カラチ」と「アルカラム」という有名なお店があります。
車で行くと同じ距離ですが、電車を使うと比較的八潮の方が好アクセスなので、都心に用事がある時にでも行ってみたいと思っております。
実家に帰省する際に外環道路を走りますので、途中で八潮に下りてもいいんですけどね(笑)
それでは外食時に写真を取れましたら、色々と更新していきたいと思います。
去年2月には、神戸を訪れる機会がありまして、そちらでは有名な2店に行ってきました。
まずは神戸モスク前の「ナーンイン」。金曜限定で、モスク帰りのムスリムを主なターゲットとしたスペシャルブッフェが用意されており、これを頂いてきました。確か1000円少々で、マトン・チキンの他カレー数種とビリヤニ、丸いナン(運悪くその日は無かったのですが、ロティと頼めばタンドーリ・ロティを焼いてもらえます)、デザートにはシール・クルマが用意されていました。あとパコラは揚げ立てを持ってきてくれます。
「ブッフェ=スパイスをケチっていたり、香りが飛んでいたりで質が悪い」という固定観念を打ち破るクオリティで、いやあ素晴らしかった……。
1テーブルに一本、1.5Lサイズのコーラがサービスで置かれます。
「持ち帰ってもいいよ」
と言われましたが、手荷物になるので遠慮しました(笑)
翌日は、これまたモスク近くの「クスム本場家庭料理」。
これは家族経営のお店で、お店というか、オーナーの住居そのものに上がりこんで食べる感じで、しかも日本語が通じないのでなかなか敷居が高いです(笑)
メニューは無く、出てくる料理は全てベジタリアン向け。
席に座るとプレートにバスマティライス、チャパティ、豆カレー、野菜カレーが用意されて出てきます。また、サモサが2-3pcほどサービスでついてきます。
ここもお値段は1000円前後だった筈。普段ベジタリアン向けメニューはあまり注文しないので比較は難しいのと、記憶が曖昧なので具体的なコメントが出来ないのですが、美味しかったという記憶だけはあります。
神戸へ行ったら、この二店には再訪したいですね。
それから去年9月頭に、伊勢崎のマディーナにも行きました。
確か木曜の夜で、多くのムスリムにとっては週末にあたるため、大混雑していました。
駐車場が明らかにキャパオーバーしており、他の車の後ろに2台くっつけて停めているので、最悪移動をお願いされます(この日はされないで済みましたが……)。
料理は日替わり。ウルドゥ語メニューにはカラヒの文字が見えましたが、予約制らしいのと、ハリームは無いというので、おとなしく日本語メニューから注文することに。
確かマトンカレー、円形ナン、チキンローストあたりを注文した筈。他にはチキンビリヤニがありました。
カレーの味は際立った特徴はありませんが、ここのナンは絶品。
このフカフカした変わった食感のナンは、多分他では置いていないと思います。
一部のハラールショップには卸しており、私はよく新大久保のハラールショップでまとめ買いして冷凍庫に保存しています。
チキンローストは、ちょっと硬かったかな?
インド料理店の赤色のタンドゥーリチキンとはまた違った味で、スパイスは控えめだった筈。
チキンに関しては普通のインド料理店の味の方が好みですが、これはこれで美味しかったです。
さて、関東のディープなパキスタン料理店といえば、伊勢崎のマディーナ以外にも二つ、埼玉の八潮市に「カラチ」と「アルカラム」という有名なお店があります。
車で行くと同じ距離ですが、電車を使うと比較的八潮の方が好アクセスなので、都心に用事がある時にでも行ってみたいと思っております。
実家に帰省する際に外環道路を走りますので、途中で八潮に下りてもいいんですけどね(笑)
それでは外食時に写真を取れましたら、色々と更新していきたいと思います。
2010年1月31日日曜日
ファイブバックスバー エイブ
静岡に昨年秋頃にオープンしたバングラデシュ・レストランで、「ファイブバックスバーエイブ」というバーを借りて営業しています。母体は静岡駅南のハラールショップ「シュクリアストア」です。
オープン当初は営業時間も10:00~18:00と短かったのですが、最近では大分延長され、メニューも増えました。
カレーは「チキン」「ビーフ」「日替わり」(豆やマトン)から選択し、日本米とチャパティが付いて500円。土日限定で「チキン・ビリヤニ」も登場します。
サイドメニューは「サモサ」と「タンドーリ・チキン」もありますが、バングラデシュならではのものとしては、「アルルチョップ」(ジャガイモとシーチキンのコロッケ、と手元のレシピ本に書いてます)、「ピアジュ」(インドのベジタブルパコラに似たもの。土日限定)があります。折角ですので、ここならではの物をオーダーされてみて下さい。
今日はビリヤニ(700円)を試しました。写真の内容+キャベツの千切りが一皿ついてきます。携帯の調子がおかしく、さらに光度調整をしなかったので、お見苦しい点はご勘弁を。
具は鶏肉のみで、サフランが使われないなど至ってシンプルで、ホールスパイス入りです。
嬉しいのがきちんとバスマティライスを使っている点。色にムラがない点から考えるに、重ね蒸し調理法ではなく、米を炊く時にグレービーと混ぜて一緒に炊き上げた感じですが、そもそもビリヤニ自体おいてあるお店が少なく、あったとしても日本米のカレーチャーハンをビリヤニと称する紛い物が少なくない中、こうしたしっかりした物を出してくれるのは本当に有難いです。
シンプル故にインド料理店で出てくるようなゴージャスさはなく、香りもマルハバのビリヤニと比較すると少々弱い感じ。とはいえ味と香りの傾向は同じで、シナモン、カルダモン由来と思われるスパイス香が漂ってきます。米に味もよく染み込んでいますし、塩っけも丁度いいです。ビリヤニを食べたことが無く、どんなものか気になる方は是非一度お試し下さい。少なくとも静岡では、ここ以外にバスマティライスのビリヤニを食べられるお店は知りません。
シュクリアストアではバングラデシュ料理のレシピ本を販売しています。それにビリヤニのレシピが載っているのですが、多分同じものが提供されています。トマト、ヨーグルトを用いないのが特徴ですね。
(注:調理法上、辛さ調整が利かない料理ですので辛いのが苦手な方にはオススメしません)
それにしても、改めて思ったのは、静岡は意外と南アジア料理店が充実しているという点です。
オーソドックスな北インド料理の「ジャンギール」(お気に入り)、「マハラジャダイニング」。
ネパールでは「ラッソ」(未訪)。リニューアルでネパール色が強くなった「デリーズキッチン」。
スリランカ系では「サヒル17」(未訪)。
そしてバングラデシュ系では、今回のお店と、「ルチ」(お気に入り)があります。
欠けているのは南インドと、マルハバのようなパキスタン色が色濃いタイプでしょうか。
日本全国で北インド系が乱立して過剰競争状態となっておりますが、幅広くやっていただきたいものです。
(設備が安価になり、開店が容易になったこと。そして就労ビザを巡るアングラな事情があるとかないとか……。)
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ファイブバックスバーエイブ
*両替町ドンキホーテの向かいに「ベンガルカレー」の看板が出ておりますので目印にしてください
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オープン当初は営業時間も10:00~18:00と短かったのですが、最近では大分延長され、メニューも増えました。
カレーは「チキン」「ビーフ」「日替わり」(豆やマトン)から選択し、日本米とチャパティが付いて500円。土日限定で「チキン・ビリヤニ」も登場します。
サイドメニューは「サモサ」と「タンドーリ・チキン」もありますが、バングラデシュならではのものとしては、「アルルチョップ」(ジャガイモとシーチキンのコロッケ、と手元のレシピ本に書いてます)、「ピアジュ」(インドのベジタブルパコラに似たもの。土日限定)があります。折角ですので、ここならではの物をオーダーされてみて下さい。
今日はビリヤニ(700円)を試しました。写真の内容+キャベツの千切りが一皿ついてきます。携帯の調子がおかしく、さらに光度調整をしなかったので、お見苦しい点はご勘弁を。
具は鶏肉のみで、サフランが使われないなど至ってシンプルで、ホールスパイス入りです。
嬉しいのがきちんとバスマティライスを使っている点。色にムラがない点から考えるに、重ね蒸し調理法ではなく、米を炊く時にグレービーと混ぜて一緒に炊き上げた感じですが、そもそもビリヤニ自体おいてあるお店が少なく、あったとしても日本米のカレーチャーハンをビリヤニと称する紛い物が少なくない中、こうしたしっかりした物を出してくれるのは本当に有難いです。
シンプル故にインド料理店で出てくるようなゴージャスさはなく、香りもマルハバのビリヤニと比較すると少々弱い感じ。とはいえ味と香りの傾向は同じで、シナモン、カルダモン由来と思われるスパイス香が漂ってきます。米に味もよく染み込んでいますし、塩っけも丁度いいです。ビリヤニを食べたことが無く、どんなものか気になる方は是非一度お試し下さい。少なくとも静岡では、ここ以外にバスマティライスのビリヤニを食べられるお店は知りません。
シュクリアストアではバングラデシュ料理のレシピ本を販売しています。それにビリヤニのレシピが載っているのですが、多分同じものが提供されています。トマト、ヨーグルトを用いないのが特徴ですね。
(注:調理法上、辛さ調整が利かない料理ですので辛いのが苦手な方にはオススメしません)
それにしても、改めて思ったのは、静岡は意外と南アジア料理店が充実しているという点です。
オーソドックスな北インド料理の「ジャンギール」(お気に入り)、「マハラジャダイニング」。
ネパールでは「ラッソ」(未訪)。リニューアルでネパール色が強くなった「デリーズキッチン」。
スリランカ系では「サヒル17」(未訪)。
そしてバングラデシュ系では、今回のお店と、「ルチ」(お気に入り)があります。
欠けているのは南インドと、マルハバのようなパキスタン色が色濃いタイプでしょうか。
日本全国で北インド系が乱立して過剰競争状態となっておりますが、幅広くやっていただきたいものです。
(設備が安価になり、開店が容易になったこと。そして就労ビザを巡るアングラな事情があるとかないとか……。)
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ファイブバックスバーエイブ
*両替町ドンキホーテの向かいに「ベンガルカレー」の看板が出ておりますので目印にしてください
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2009年12月14日月曜日
アリーズ・ケバブのナーン
四街道へ行ったついでに、週末は実家で過ごすことにしました。
そんな地元での私の行きつけの店が「アリーズ・ケバブ・カフェ」(茨城県・土浦市)。イラン料理のお店です。この日は昼から予定があったので、中で食事はせずになつめやしとナーンをお持ち帰りしました。このナーンを少しご紹介。
■ナーン
イランにはタフトゥーンやバルバリなど様々な種類のナーンがあるそうで、焼き方もタンドール型の窯であったり、ピザ窯のようなもので焼かれていたり、映画「ハーフェズ ペルシャの詩」に出てきたような鉄板焼きであったりと様々なようです。
こちらのナーンは、ラヴァーシュとの違いが微妙でわからないのですが、特徴的な穴が所々に空けられていてそこそこの厚さもあるので、タフトゥーンなのかも知れません。
■帰宅する頃には薄い部分が乾燥して割れてしまいました
このナーン、塩味が微かに感じられる程度で、殆ど味がしないのが特徴です。
それでは物足りないのではと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、マヒチェやアーブグーシュトなど旨味たっぷりのトマトシチュー系料理、或いはキャバブ類と一緒に頂く際に、下手に塩味や甘味が効いたナーンでは料理の味を犠牲にしてしまう場合があるのです。
インド料理店で、プレーンナーンなのにパンケーキのように甘い(といったらオーバーですが)ナーンが出てくるお店がありますが、正直グレービーとの相性は微妙です……。
カウンターでスタッフの方とパーティーの打ち合わせをしながら、ナーンが焼かれる様子を観察してみました。
ナーンは窯ではなく、特殊なコンロの上に専用の網を置き、直火で焼かれます。原理自体は家庭でも出来そうな単純なものですが、絶妙な焼き具合になるように調理器具そのものが徹底した設計になっているそうで、見よう見真似でやってもなかなか同じような物は出来ません。
イラン料理には窯を使用する料理が殆どないためか、ナーンだけのために窯を導入する訳にも行かず、各店色々と工夫してナーンを焼いているようです。中にはトルティーヤをラヴァーシュとして出してくるお店もある中、アリーズ・ケバブさんではかなりクオリティの高いナーンを食べられるので、イラン料理に興味のある方は茨城へお越しの際には是非寄っていただきたいお店です。
個人的には、イラン料理店でも窯を導入し、ハラールショップ向けにお店ごとに違う種類のナーンを焼いて卸せば良いのではと思います。
伊勢崎の「マディーナ・カレー・レストラン」や、池袋の「マルハバ」といったパキスタン料理店が取っているのがまさにそういった方式で、私もよく買って帰ります。
この2店のナーンもとても美味しいので、またこちらで紹介したいと思います。
-------------------------
[お店情報]Ali's Kebab Cafe
茨城県土浦市西根西1-2-20
火曜定休
11:00-23:00
http://www.alis-kebab.com/index.htm
そんな地元での私の行きつけの店が「アリーズ・ケバブ・カフェ」(茨城県・土浦市)。イラン料理のお店です。この日は昼から予定があったので、中で食事はせずになつめやしとナーンをお持ち帰りしました。このナーンを少しご紹介。
■ナーン
イランにはタフトゥーンやバルバリなど様々な種類のナーンがあるそうで、焼き方もタンドール型の窯であったり、ピザ窯のようなもので焼かれていたり、映画「ハーフェズ ペルシャの詩」に出てきたような鉄板焼きであったりと様々なようです。
こちらのナーンは、ラヴァーシュとの違いが微妙でわからないのですが、特徴的な穴が所々に空けられていてそこそこの厚さもあるので、タフトゥーンなのかも知れません。
■帰宅する頃には薄い部分が乾燥して割れてしまいました
このナーン、塩味が微かに感じられる程度で、殆ど味がしないのが特徴です。
それでは物足りないのではと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、マヒチェやアーブグーシュトなど旨味たっぷりのトマトシチュー系料理、或いはキャバブ類と一緒に頂く際に、下手に塩味や甘味が効いたナーンでは料理の味を犠牲にしてしまう場合があるのです。
インド料理店で、プレーンナーンなのにパンケーキのように甘い(といったらオーバーですが)ナーンが出てくるお店がありますが、正直グレービーとの相性は微妙です……。
カウンターでスタッフの方とパーティーの打ち合わせをしながら、ナーンが焼かれる様子を観察してみました。
ナーンは窯ではなく、特殊なコンロの上に専用の網を置き、直火で焼かれます。原理自体は家庭でも出来そうな単純なものですが、絶妙な焼き具合になるように調理器具そのものが徹底した設計になっているそうで、見よう見真似でやってもなかなか同じような物は出来ません。
イラン料理には窯を使用する料理が殆どないためか、ナーンだけのために窯を導入する訳にも行かず、各店色々と工夫してナーンを焼いているようです。中にはトルティーヤをラヴァーシュとして出してくるお店もある中、アリーズ・ケバブさんではかなりクオリティの高いナーンを食べられるので、イラン料理に興味のある方は茨城へお越しの際には是非寄っていただきたいお店です。
個人的には、イラン料理店でも窯を導入し、ハラールショップ向けにお店ごとに違う種類のナーンを焼いて卸せば良いのではと思います。
伊勢崎の「マディーナ・カレー・レストラン」や、池袋の「マルハバ」といったパキスタン料理店が取っているのがまさにそういった方式で、私もよく買って帰ります。
この2店のナーンもとても美味しいので、またこちらで紹介したいと思います。
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[お店情報]Ali's Kebab Cafe
茨城県土浦市西根西1-2-20
火曜定休
11:00-23:00
http://www.alis-kebab.com/index.htm
日本唯一のアフガニスタンレストラン
イラン経済関係の資料を集めに、先週末は千葉県の海浜幕張駅前にあるアジア経済研究所図書館まで行って参りました。この近くに御住まいの方は便利で羨ましいです。
さて、そのついでに寄ったのが、四街道駅前にある「アフガニスタン【バーミアン】レストラン」です。
以前、東中野にある「PAO Caravan Sarai」という遊牧民料理を出しているお店にも行ったことがあり、そちらも美味しいのですが、純粋なアフガン料理を出すお店としてはこちらが日本唯一なのだそうです。
入店すると、手前にテーブル席2つ、奥に絨毯が敷かれた席2つがありましたので、奥に座らせていただきました。HPを見ますと一家で経営されているそうなのですが、この日は奥さん1人だけでした。
■絨毯の敷かれた席
絨毯は不思議と落ち着くので好きです。
■注文の品々
時計回りに、「ほうれん草のボラニ」、「チャトニ」(ボラニにつける)、「ナーン」、「カライ」、「ドーグ」。写真にはありませんが、これにティーポットに入ったチャイが付きます。
ボラニとは、具をナーン生地で包んで揚げたもの。ほうれん草入りは春巻そっくりの味で、ナーン生地で包んでいるので食感はインドのプーリーのよう。辛いチャトニがよく合いますがそのままでもOKです。
ナーンは1cmくらいの厚みがある円形タイプ。よくパキスタン北部を旅行された方の日記に出てくるナーンですね。これをカライにつけて食べるのですが、そのまま噛んでも絶妙な塩加減で焼かれていてとても美味しいのです。
カライは、「鍋」という意味の料理で、一番人気の料理だそうな。実は羊肉のカラヒは、池袋のマルハバで毎度注文するほどのお気に入りで、牛肉バージョンは初挑戦です。味はボロネーゼのようで、万人受けする味です。パラオにかけても良いそう。
ドーグは、イランのドゥーグのガス無しバージョンで、塩とディル入りのヨーグルト。一部のインド料理店で注文可能なソルトラッシーに近いです。
イラン系のハラールショップに置いてあるペットボトル入りドゥーグほどの酸味はないのですが、口コミを見ると意外にも日本人受けはしていない模様。
私はこれが大好きで、もっと癖があっても良いくらいでした。
今回機会を得てようやく行く事が出来たのですが、近くにあったなら何度でも足を運びたい魅力的なお店です。
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[お店情報]アフガニスタン・バーミアン・レストラン
千葉県四街道市四街道2-5-23
11:00-22:30
水曜定休
HP:http://www.arthur-web.com/bamyan/
さて、そのついでに寄ったのが、四街道駅前にある「アフガニスタン【バーミアン】レストラン」です。
以前、東中野にある「PAO Caravan Sarai」という遊牧民料理を出しているお店にも行ったことがあり、そちらも美味しいのですが、純粋なアフガン料理を出すお店としてはこちらが日本唯一なのだそうです。
入店すると、手前にテーブル席2つ、奥に絨毯が敷かれた席2つがありましたので、奥に座らせていただきました。HPを見ますと一家で経営されているそうなのですが、この日は奥さん1人だけでした。
■絨毯の敷かれた席
絨毯は不思議と落ち着くので好きです。
■注文の品々
時計回りに、「ほうれん草のボラニ」、「チャトニ」(ボラニにつける)、「ナーン」、「カライ」、「ドーグ」。写真にはありませんが、これにティーポットに入ったチャイが付きます。
ボラニとは、具をナーン生地で包んで揚げたもの。ほうれん草入りは春巻そっくりの味で、ナーン生地で包んでいるので食感はインドのプーリーのよう。辛いチャトニがよく合いますがそのままでもOKです。
ナーンは1cmくらいの厚みがある円形タイプ。よくパキスタン北部を旅行された方の日記に出てくるナーンですね。これをカライにつけて食べるのですが、そのまま噛んでも絶妙な塩加減で焼かれていてとても美味しいのです。
カライは、「鍋」という意味の料理で、一番人気の料理だそうな。実は羊肉のカラヒは、池袋のマルハバで毎度注文するほどのお気に入りで、牛肉バージョンは初挑戦です。味はボロネーゼのようで、万人受けする味です。パラオにかけても良いそう。
ドーグは、イランのドゥーグのガス無しバージョンで、塩とディル入りのヨーグルト。一部のインド料理店で注文可能なソルトラッシーに近いです。
イラン系のハラールショップに置いてあるペットボトル入りドゥーグほどの酸味はないのですが、口コミを見ると意外にも日本人受けはしていない模様。
私はこれが大好きで、もっと癖があっても良いくらいでした。
今回機会を得てようやく行く事が出来たのですが、近くにあったなら何度でも足を運びたい魅力的なお店です。
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[お店情報]アフガニスタン・バーミアン・レストラン
千葉県四街道市四街道2-5-23
11:00-22:30
水曜定休
HP:http://www.arthur-web.com/bamyan/
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